2011年2月21日月曜日

エコロジーの欺瞞

エコロジーの欺瞞

健康と環境

近年、あちらこちらで聞かれるようになりました、「エコロジー」や「エコ」が頭についた単語。
ことの本質をごまかしたい時に、日本では日本語よりも英単語をカタカナにして使うようです。
エコロジー(ecology)とは、生態学のことです。私達は頻繁に、「生態学、生態学」と言っていることになります。
お買い物に行けば、エコバックというものがあります。これは、生態学バック。エコポイントというものもありました。
これですと、生態学ポイントでしょうか。
生態学とは、相互作用を扱う学問ですが、現在私達が頻繁に使うエコロジーという言葉には、経済的、社会的、そして政治的な面が盛り込まれた単語となっているように思われます。
例えばエコ関連の標語の定番となっている、「環境に優しい」とか、「環境に配慮した」というキャッチフレーズがあります。
こういう標語は、人間対自然(環境)を対立軸に置いた発想です。あたかも人間が環境をコントロールしなければならない。管理しなければならない、という傲慢さが隠されています。
そもそも地球の誕生の歴史を振り返れば、生物が棲息可能な環境が整って、その後、私達が生まれています。
そのことからも、生物と環境の相互作用という観点よりむしろ、私達人間を含む生物も、環境の一部である、という捉え方をしなければ、本来の意味で環境の改善や保全は難しくなります。
「環境に配慮した・・・」という標語などは、人間が環境をコントロールすべきが前提となっており、この傲慢さが自然破壊を助長していると言っても過言ではありません。

(月刊みんなのうけひのもり1月号 「健康と環境」より一部抜粋)

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